グアムの主要メディアはルー・レオン・ゲレロ知事が7月1日より入国制限の緩和を検討していると伝えました。入国制限緩和が実行されれば、実質的に観光の再開へ前進することになります。
対象は日本、韓国、台湾のパスポート保持者で、2週間の隔離をされることなくグアムへ入国することができるようになる見込みです。グアム政府はこの3カ国について、国内の新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いてきたと判断していることから、検討が進められています。また、島内においても感染の拡大は抑えられており、島の大きな産業である観光業を復活させて、経済活動を再開し活性化させたいという狙いがあるものと考えられます。
ただ、各国からグアムへ観光客を運ぶ空の便は依然その多くが運休していることから、観光の再開にはもう少し時間がかかるものと思われます。
在ハガッニャ日本国総領事館が5月27日に発表した「新型コロナウイルスに関する情報について」によると、グアム政府発表によるグアム島内での新型コロナウイルス感染者の累計数は169名となっています。内訳は・治療又は隔離中の感染者25名・隔離療養の解除又は治癒した感染者139名・亡くなった感染者5名です。
また、グアム政府によるリカバリープランに基づく緩和段階は2段階目の「PCOR2」となっています。