昨日の午後、グアム政府が島内で初の新型コロナウイルスへの感染が確認されたことを発表、地元メディアのオンラインが速報しました。日本でも昨夜、主要メディアが報道しましたので、既にご存知の人もいると思います。
それによると、感染が確認されたのはいずれも60歳以上の3人、まだはっきりした感染経路はわかっていませんが、3人のうち2人は今月上旬にフィリピンへの渡航歴があり、マニラ発のフライトで3月2日の早朝にグアムに到着したということです。1人は最近の渡航歴はないためこの2人から感染したと考えられています。
グアムは原住民のチャモロ人の他、アジア各国の出身者も多くフィリピン人はグアムの人口の3割近いと言われ、日頃から行き来も多く、考えられる状況の一つではありました。グアムのフィリピンコミュニティにも衝撃が走っています。
現在新型コロナウイルスの感染者がいる国と地域は141、感染者は約17万人となったそうです。感染を表す世界地図を見てると、世界中ほとんどの国で感染が確認されていることがわかります。
世界的に見てグアムの状況は特別ではないわけですから、慌てずに今できる対策をとっていくべきだと思います。そして住民一人ひとりが日頃の手洗いなど感染予防策を徹底し、できるだけ自分の身は自分で守ることを心がけることが大切です。
(2020/3/16)