グアムではまだ新型コロナウイルスの感染者は出ていませんが、今週末も予防策も含めさまざまな動きがあります。
地元メディアの報道によると、グアム島内で感染の疑いがある6名について検査を行ったところ、全員が陰性であるとの結果が出ました。検査は木曜日に2名、金曜日に4名行われ、そのうちの1名は9ヶ月の赤ちゃんだったと報じられています。一昨日の報道では2名、昨日は4名、そして今日は6名と、どんどん状況がアップデートされたのはちょっと驚きましたが、とにかくホッとしました。
グアムの人たちもこれに安心している、ということはありません。地域社会ではさらに警戒を強め、世界的に感染が拡大するコロナウイルスに対し、予防措置が計画され準備が進められています。
グアムの学校を管轄する教育省は、当面学校は通常通りの授業を行うものの、感染者が出るなど状況が悪化した場合は短期または長期に休校とする準備はできていると発表しました。そして春休みは新型コロナウイルスの感染症例のある国や地域への旅行を控えるように、学生および教職員に呼びかけています。グアム大学も一部または全面休講の考えがあると報じられています。
すでに知的発達障害のある人のスポーツイベントであるスペシャルオリンピックスの中止が発表されていましたが、今週末に予定されていた週末のラン&ウォークのイベントも中止になりました。
また、グアムはカトリック教徒が多く、週末の礼拝は人々の生活に欠かせないものですが、これについても配慮がなされます。教会においても聖水洗礼の水のためのボウルの使用を禁止、通常行う祈りの時に手を取り合うこともしない、など大司教が発表しています。
グアムもコロナウイルスの症例が確認された国同様、自粛のムードが広がり、日常当たり前だったことが見直され、失われつつあります。街にはツーリストの姿も少なくなりました。
残念ですが、グアムのような島ではハワイのように他の地域からやってくる可能性があります。今現在、グアムでは島を守るための対策が、私が思った以上にしっかりできていると感じています。