カトリック教徒が圧倒的多数を占めるここグアム。キリスト教にまつわる行事が数多くありますが、明日12月8日のOur Lady of Camarin Day「カマリン婦人記念日」もその1つ。
アガニア大聖堂に集結したカトリック教徒の各地のグループや学校などが午後4時頃から行進を始め、暗くなるまで続きその数なんと約1万人以上。グアム全体の人口が約16万人ですから、その規模の大きさがわかります。最後にグアムの神秘、カマリン像が司教達によって大事に守られながら行進します。
言い伝えによればこのカマリン像は、数百年前にグアムの南部のメリッソ村の海岸で漁師により発見されました。漁師は、大きな蟹の上に多くのロウソクとともに乗っていたこの像を、教会に奉りました。その後何度も盗まれたり、保管されていた教会が台風の被害を受けたり度重なるトラブルに見舞われました。しかし必ず無事に発見され、そのため「生存のシンボル」のように人々から慕われるようになりました。そんな謎と神秘に包まれたカマリン像の伝説、みなさんも明日はハガニャに足を運んでみませんか?