グアム政府観光局が今月初めに発表した2019事業年度(2018年10月1日から2019年9月30日まで)の数字について見ていきましょう。昨日書きましたとおり、2019事業年度のグアムへの来島者数は過去最高の1,631,049人でした。これまでのトップ10は以下の通りです。
1位 2019事業年度 1,631,049人
2位 2017事業年度 1,559,487人
3位 2018事業年度 1,525,219人
4位 2016事業年度 1,511,065人
5位 1997事業年度 1,411,447人
6位 2015事業年度 1,372,531人
7位 1996事業年度 1,364,918人
8位 2014事業年度 1,341,171人
9位 2013事業年度 1,337,665人
10位 1998事業年度 1,307,972人
2013年度以降は全てランクイン、韓国マーケットの急成長が数字を伸ばしました。1990年代は80%以上が日本からの来島だった「日本マーケット黄金期」、伸び悩んだ2000年代は全くランクインしていません。
数字だけ見ると、グアム観光業が今でも順調に成長を続けているように見えますが、実感がない人も多いと思います。韓国マーケットの成長は、島内の経済効果に結びついているか、ちょっと疑問です。数字だけ増えても、実質的な経済効果は薄いような気がします。だから多くの関係者は日本マーケットの復活を望んでいるのだと思います。
今年8月と9月の主要な国と地域からの来島者数データもご紹介します。(カッコ内は前年比)
2019年8月
日本 75,630人 +23.4%
韓国 65,333人 +1.4%
台湾 2,730人 +10.3%
中国 976人 -25.3%
米国/ハワイ 7,095人 -9.7%
フィリピン 1,388人 -6.8%
合計 159,856人 +9.6%
*久しぶりに日本人が韓国人を上回りました
2019年9月
日本 59,758人 +53.6%
韓国 61,412人 +6.3%
台湾 2,145人 +5.6%
中国 827人 -8.0%
米国/ハワイ 6,132人 -27.7%
フィリピン 1,272人 +11.8%
合計 137,680人 +21.8%
*日本マーケットが+53.6%と大きく伸びているように見えますが、それだけ前年がひどかったと言えるでしょう。
(データはグアム政府観光局発表より)
*2019年11月